2012年3月26日月曜日

Breastfeeding


栄養素とその役割

Breastmilk(母乳)

Formula(人工ミルク)

脱水を防ぐ water

yes

yes

エネルギーとなる protein

yes

yes

細胞への主な栄養素 carbohydates

yes

yes

栄養素の貯蔵 fats

yes

yes

骨や細胞の成長 vitamins

yes

yes

骨や細胞の成長 minerals

yes

yes

消化を助ける enzymes(amylase,lipase,lysozyme)

yes

no

成長を刺激する growth factors(epidermal,human growth factor,human growth factor,human growth factor)

yes

no

代謝 hormones(thyroxin,insulin-like growth factor, cortisol,prostaglandins)

yes

no

感染予防 Antibacterial factors(secretory IgA,IgM,IgG,IgD,bifidodacterium,growth Z factor,factor binding proteins, complement C1-C9,lactoferrin,lactoperoxidase,lysozyme,ganglioside,glycoproteins,analogues of epithelial preceptors,milk cells(macrophages,neutrophils,B lympcytes,T lymphocytes))

yes

no

ウイルス予防 Antiviral factors(secretory IgA,IgM,IgG,non-immunoglobulin macromolecules,ribonucleses,haemagglutinin inhibitors,milk cells)

yes

no

寄生虫予防 antiparasitic factors(secretory IgA)

yes

no


ときに私は胸を成長させるのだろうか?

アレルギー予防 antiallergenic properties

yes

no

その理由には、formulaは母乳と同じかそれ以上のメリットがあると考えられていたことや、

formulaを買えるとことは一つのステイタス(経済的余裕があるということ)だったようです。

現代では母乳に関する研究が確立され、たくさんのメリットが分かってきているのでbreastfeedingを推奨しています。

Colostrum(初乳)

母乳は出産後すぐ(30分以内が望ましい)に始めるのが良い。胎盤が出るとプロラクチンレベルが上昇、それによりママの胎内でミルクの生産が始まります。最初に出る、濃い黄色のミルクは初乳と呼ばれ、産後2−4日続きます。ママの体でミルクが作られるのには、赤ちゃんからの刺激(sucking;おっぱいを吸うこと)が必要です。

初乳には、免疫に対する効果や、排便を促す効果もある(→黄疸を防ぐのにも効果がある)。

ProlactinとOxytocin

両者とも母乳に関するホルモンです

 

オキシトシン

プロラクチン

機能

ミルクを出す(ejection)

ミルクを生産する(production)

必要な刺激は・・・

・最も強い刺激は「sucking(赤ちゃんがおっぱいをすうこと)」

・赤ちゃんが存在することも刺激にはなるが、suckingほどではない

・胎盤が出ることで、エストロゲンのレベルが下がり、その結果プロラクチンレベルが上昇する

・suckingによってプロラクチンレベル上昇

clinical implications

ピークは授乳中の6〜10分の間

睡眠中にブロラクチンのレベルは上がる。つまり、朝のsuckingが最も効果的!

Growth Spurt

成長期のようなもの。生後、2−3週目、6−8週目、3ヶ月、6ヶ月ごろに現れるとされている。これらの時期には、赤ちゃんの意欲が増すので、ママは頻度の授乳が必要になるであろう。時に一時間おき〜なんてこともあるらしい。formulaを与えず、赤ちゃんがほしい分だけ母乳を与える。

milk Itself

ミルクは、産後2−4日で出るようになる。

<カロリー比較>

初乳;20カロリー/oz(約30ml)

成乳;22カロリー/oz


食べるためにどのような妊娠性糖尿病

formula;20カロリー/oz

極度の疲労は、ミルクの生産を減少させるので、産後は十分な休息が必要です(自宅へのお見舞い、訪問者など制限する。昼寝をしたり、リラックスすることも必要です)

授乳時のポジション

間違ったポジションというのはありません。ママの体を前倒しにするのではなく、赤ちゃんをママの体に持って行きます。

cradle hold、side-lying、football holdなどが人気です。

特に帝王切開の場合、football holdがよいでしょう(赤ちゃんのキックがお腹に当たる恐れがないため)

離乳時のテクニック

授乳が終った後、赤ちゃんをおっぱいから離すときは、ママの指を赤ちゃんの口とおっぱいの間にいれて離します。無理やり取ろうとすると、おっぱいを痛め、トラブルの原因となります。

Non-Nutritive SuckingとNutritive Sucking

non-nutritive suckingとは、吸っていても実際ミルクがないなどのためミルクを飲んではいない状態。毎秒2回の吸てつに対し、nutritive suckingは毎秒一回のsuckingがある。

ほとんどの赤ちゃんは、80%のミルクを最初の5分で吸い、90%のミルクを10分で飲むと言われています(Lucas&Baum,1979&1981)

赤ちゃんが吸い続けることで、「まだミルクが飲みたいのでは?」「ミルクが足りていないのでは?」と思いがちだけれど、それは十分に飲み終えた後の、non-nutritive suckingである場合がある。

赤ちゃんは左右どちらか最初にくわえたおっぱいの方から、よりたくさんのミルクを飲んでいる。

授乳パターン

<授乳の回数>

スケジュールは時計で計るのではなく「赤ちゃんを見て」授乳時間を決めるのがベスト。

「どれくらいの時間与えればよいのか?」、も、時計ではなく、赤ちゃんを見て決めるのがベストです。

ガイドラインとして、片方を7分間与えるのがよい、とされています(赤ちゃんは50%の必要量を両方のおっぱいから最初の5分で、30−40%の必要量を次の4分で飲む(Lucas et al.1981))

1時間以内に40%の、2時間に70%の、3時間に90%のミルクが再びおっぱいに満たされます。

乳首のトラブルを防ぐには

湿っていると傷つきやすいので、乾燥させることが大事。授乳後はair-dryにて乾燥させておくこと。ドライヤーで乾かしてもよい。nursing padを使ってもれてくる母乳を吸収する(おっぱいを刺激すると(sucking)、自然ともう片方のおっぱいも出てきます)。nursing padは使い捨てと洗って何度も使うタイプとあります。ハンカチなどでも代用できます。

また、赤ちゃんのポジションが悪いのも原因の一つです。赤ちゃんの口が大きく開いたところに、正しくくわえさせます。乳首だけをくわえている場合、乳頭亀裂の原因になるので、乳輪部からしっかり口に含ませます。


annaprasanaを行う方法

rotate positionも効果的→cradle holdで授乳したら、次回はside-lying positionで与えてみる、など。

Engorgement

産後3、4日でおっぱいが張ってきます。

<areolar engorgement(乳輪のハリ)>手で搾り出すのがよい。

<peripheral engorgement(基底部のハリ)>搾乳機は有効でない場合も。

おっぱいのハリに一番よいのは、「continue breastfeeding」、つまり、授乳し続けること。

この場合、スケジュールを決めて定期的に授乳し、たまったミルクを外に出す(赤ちゃんに与える)ことが効果的。

・授乳前に暖かいシャワーを浴びたり、ホットパックをする

・授乳後はアイスノンで冷やす

・おっぱいマッサージ

・サポートブラ着用   ・・・なども効果的。

乳腺炎(Mastitis)

乳腺炎とは、おっぱいが感染状態にあることで、ブドウ球菌や大腸菌などで起こります。

症状は、風邪に似たものも含め、おっぱいのハリ、発赤、発熱、倦怠感などです。

抗生物質にて回復します。入院することはまれです。

<Onset;いつ現れる?>突然起こり、出産10日後くらい。

<Site>たいてい、どちらか片方のおっぱい

<Swelling and heat>局所部分で、赤く、熱く、腫れていきます。

<Pain;痛みは?>局所的に強く痛みます。

<体温は?>38.4℃以上の発熱があります

乳管のつまり(Plugged Duct)

授乳前に、おっぱいマッサージ(乳管開通マッサージ)やwarm packなどをします。マッサージの方法は、lactation consultantへコンタクトを取ったり、インターネットにも載っていたりします。初産婦さんは特に乳管がつまりやすいので、しっかりと開通させて、おっぱいのハリや、乳腺炎へのトラブルを回避しましょう。

<Onset;いつ現れる?>徐々に。授乳後。

<Site>たいてい、どちらか片方のおっぱい

<Pain;痛みは?>局所的な軽い痛み

<体温は?>38.4℃以上の発熱はない

ママの食事は母乳へどう影響する?

基本は「drink to thirst!」でOK。授乳中必要なカロリーはnon-pregnant stateより500カロリー増。

ママの食事が赤ちゃんにどう影響しているかは、「watch the infant」すなわち、赤ちゃんの状態を見て、判断。

いろんな説があるが(ガーリック、オニオン、キャベツ、ブロッコリーなどはダメなど)どれも科学的証拠はない。

万が一、赤ちゃんにとって何かあわないものがあったとするなら、その症状(下痢や便秘など)は、ママが食事をした8−12時間後に発症、24時間で症状はひく、と言われている。

黄疸


黄疸は3種類ある。

・発症時期;生後48時間

・ピーク時;生後72時間

・母乳をとめる必要はない

<pathologic jaundice(病的黄疸)>

・発症時期;生後24時間以内

・ピーク時;生後24時間

・母乳をとめる必要はない

<breast milk jaundice(母乳による黄疸)>

・発症時期;およそ生後7日目

・ピーク時;生後2週間

・1−2%の母乳栄養の赤ちゃんに発生する

・母乳をとめる必要がある

 

より多くの母乳を与えることは、血中ビリルビン値が減少し、排便を促す。

Nipple ShieldとBreast Shell

<Nipple Shield>

乳頭亀裂を起こした乳首を保護するために使われる。授乳の間に着用。

<Breast Shell>

陥没ぎみの乳頭に対して、乳頭の形をよくする目的で使用。授乳の間に着用。

薬と母乳の関係

どの薬に対しても「これは絶対に安全」というものはない。処方してもらう時には必ず授乳中であることを伝える。

もし授乳中に内服が必要であるならば、その薬の効きはじめる時間、ピーク時、効果が続いている時間、などを調べ、その時間帯を避けて授乳するようにする。

カフェインと母乳の関係

カフェインは赤ちゃんへwakefulやcrankyなどの影響を与える。一日1−2杯までのコーヒーであるならばOKとされているが「大丈夫」だという保証はない。カフェインは、ソフトドリンク、チョコレート、紅茶、お茶、などにも含まれている。

アルコールと母乳の関係

授乳中のアルコール摂取は禁意ではないが、適量にとどめておくこと。

アルコール0.5g/圈淵泪泙梁僚邸法以上の摂取は、母乳の出を抑制する。



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